神の島、久高島へ〜沖縄旅行3日目〜
からの続きです。
沖縄には沢山の島々がありますが、存在そのものに深い意味を持つ、久高島を訪れることができました。
ここは琉球が誕生したとされるきっかけ、アマミキヨが、天から舞い降りてきた神の島なのです。
久高島には数々の神聖な御嶽や古来から守り、伝えられてきた久高島特有の文化を伝える史跡が多数残されています。
那覇から車で小一時間、安座真という漁港から船で20分ほどの距離です。
私は沖縄を何度か訪れていましたが、久高島の事は何も知りませんでした。
今回の旅を共にしている友人がどうしても行ってみたい場所だと教えてくれたため、実現できました。
島に到着すると、島の神事を司る人、苗さんというが案内をしてくださる事になりました。
島の神事を司る方は、今では3、4人しかいらっしゃらないそうです。
35箇所のお祈りの場をされているという方で、直接案内をしてくださるということは滅多にないと思います。
まずは腹ごしらえ。
沖縄料理、島のお魚は何を食べても美味しい!
神の島の入り口。
まるで、探検をしに行く子供のような気持ちになりました。
一見すると、何もないように感じる場所もあるかもしれませんが、これらの全てに意味が込められています。
五穀の入った壷がこの浜に流れ着き、それから久高島、沖縄本島へと穀物が広まったとされる伝説の場所です。
珊瑚があまりにも綺麗だったので、写真を撮りました。
お土産に持って帰ろうとしたら、苗さんから
「島のものは持って帰ってはダメよ。」
と言われました。
久高島は、島全体が神聖な土地とされる聖なる島なので、珊瑚や草花は持って帰ってきてはいけないそうです。
アマミキヨが天から降りてきた場所と言われる、ハビャーン
神は、ハビャーンの森にいるタティマンヌワカダラーと言われ、二頭の白馬として語られているそうです。
ここで、大漁祈願が今も行われています。
苗さんは、とても優しくて、自然からの声が聞こえる方です。
クボー御嶽は、島民にとって非常に大切な聖地の一つ。
ここの中には絶対に入ってはいけません。
女の子のお祈りをする場所だそうです。
女の子のお祈りをするという場所にピッタリだと思ったのは、見たこともない蝶々が沢山舞っていたからです。
苗さんは、蝶々ともお話をされていました^ ^
大里家は、久高島の旧家の一つ。
私たちは、苗さんと一緒にお祈りをしました。
そして、神様の声を聞くことができました。
それぞれの課題に向き合い、優しい心になることもできました。
苗さんと、別れるのが辛いと思っていたら。
ギュッとハグして、
「行ってらっしゃい」
と言われました。
神秘的で素敵な体験をすることができ、私たちはとても癒されました。
斎場御嶽
久高島からフェリーに乗って戻った先には、世界遺産にも登録されている祈りの場があります。
足を踏み入れると、古代の人々も同じように感じたであろう、神秘的な風が流れていました。
久高島を通じて、私たちは自分のご先祖様や家族と向き合うことができました。
皆さまにも、この島を訪れると、神の島に触れ、大事なことを再確認していただくことができると思います。
さて、いよいよ明日は大綱挽祭りです!
那覇大綱挽まつり〜沖縄旅行4日目〜に続きます。
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