美と黄金分割
- 2012.05.24
- 『美の追究』~審美と噛み合わせのハーモニー~
美と黄金分割
レオナルド・ダヴィンチ同様、アルフレヒト・デューラーも黄金比を研究し、作品の構成に使用しました。
この黄金比を使用したおかげで、今でも芸術的な素晴らしさ、美しさを賞賛されています。
これらの芸術的作品の調和は適当ではなく、すべて黄金比に基づいて配置されているといいます。
デューラーの作品には必ず彼のマークが入ってます。
このマークの由来も円周を等間隔に6等分すると3角が重なって2つでき、その一部をとったものが鳥居の形になります。この線の長さの比率はまさに黄金分割だそうです。
彼は、たくさんの自画像を書いていますが、構成は黄金率が基本となってます。
私は、この『野うさぎ』 の絵が好きです。
昔、高校の美術の時間に模写をした想い出がありますが、この絵も黄金率で構成されているのでしょうね。
そして、黄金比とは、バランスの取れた理想的な値を数値で表すと、1:1.681になります。
黄金率(1対1.618の比率)は神授比例法とも呼ばれます。
比例とは物の大きさや長さについて、それのもつ量と量の関係を指す言葉で、調和の根本となる釣り合いのことです。
ある量が他の量に対して一定の比率を持つとき、私達はそこに美を感じます。
この時、人は釣り合いが取れているとか、均整が保たれていると言います。
これは部分と全体の関係についても言えますし、部分対部分についても言える概念だということです。
こちらは、北斎の「神奈川沖浪裏」 この作品も黄金率で構成されているそうです。
自然界に見られる動的均斉で代表的なオウム貝もそうです。
そして、歯が一番綺麗に見える黄金比もやはり、 1:1.681。
前歯の2本が1、側切歯が0,681です。
人間の歯は本当に神秘的です。
一番美しく見える黄金率を持っているのですから。
まさに、審美の法則だと思います。
今回私は、自然界の法則と審美歯科の密接な関係を勉強することができました^_^
美は、奥が深いです☆♪
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