ISOI国際口腔インプラント学会
- 2013.11.18
- 【2:診療について】
?Das Beste oder Nichts~
『医療には最善の方法が実行されるべきである』という稲葉繁先生の信念のもと、IPSGは発足20周年を迎えます。
2014年4月27日 、『ドイツ最先端義歯とインプラントの融合』というテーマで、ドイツチュービンゲン大学、Weber教授をお招きして特別講演会を開催することになりました。
こちらが詳細です!
Weber教授は、ドイツにおける補綴歯科医学界の最高峰で、インプラントとテレスコープを使用した補綴法の第一人者です。
ヨーロッパ補綴学会の会長、ドイツ歯科医学総会会長も歴任されていた素晴らしい先生です。
そのWeber教授が、先日開催されたISOI国際インプラント学会で講演されるとお聞きし、ぜひ!
ということで、参加させていただきました。
20周年の開催にあたり、Weber教授とメールでやり取りをさせていただいていたのですが、お会いするのは初めてだったので、やや緊張気味でご挨拶させていただきましたが、とっても気さくな先生で、すぐに打ち解けてしまいました。
学会の模様をせっかくなので少しお伝えしたいと思います。
今回、わたしが参加させていただくにあたり、色々とご親切にしてくださったISOIの実行委員長の江崎友大先生です。
ご挨拶がとっても素敵でした。
Weber教授の座長の林昌二先生は、チュービンゲン大学に留学をされていて、Weber教授からは、
「SHO-JI chan」
と呼ばれるほど、仲良しなようです(^_^)
Weber教授は、30代で教授になったと紹介の中であり、ビックリしました。
かなりの日本通で、神奈川歯科大学、昭和大学歯学部などから留学生を積極的に受け入れているそうです。
Weber教授の知識の引き出しは無限大で、それぞれ極められている感じがしました。
今回のテーマはインプラントを治療するにあたり、患者様のストレスをいかにして、最小限にするかということでした。
インプラントは30年以上の経験をお持ちだからこそ、大事な事が見えるのだと思います。
アポイントメントの数をなるべく少なくして、不快感をなくす。
そして、外科的な侵襲をできるだけ減らすために、フラップレス、即時埋入でシンプルな方法で治療をする。
患者様の負担を減らすために、薬剤の使用、鎮静剤 midazolam,propofolなどを使ってあげる。
ことの重要性についてお話いただきました。
症例として、おもしろかったのは、ロシアの政治家、ギリシャの政治家の治療の一連の内容でした。
それぞれとてもお忙しい方なので、できるだけ訪問を少なくする必要があります。
シベリアやギリシャから飛行機で飛んでくるので時間管理も大変なため、アポイントメントはできるだけ少なく、そして、お二人が気にされたのは、目立たなくしてほしいということだったそうです。
従来の鋳造法にかわって、放電加工による新しい技術を教えてくださいました。
ロシアの方が開発した方法だそうで、インプラントでも修復歯科補綴でも非常に利用効果が高いので、これから注目される分野だというお話をされていました。
ギリシャの政治家のケースですが、最初の訪問で、すべて抜歯をして、ボールアタッチメントによるテンポラリーデンチャー
施術時間は、なんと12時間だったそうです。
結局5回の訪問でファイナルまで進んだとおっしゃっていました。
全体の治療時間は4ヶ月ということです。
とにかく沢山の症例をお持ちで、すべて見たかったけど、
この続きは20周年ということで(^_<)-☆
懇親会にも出席させていただきました!
すっかり仲良くさせていただき、参加して本当によかったなって思いました?
座長をされていた林先生とも沢山お話させていただきました!
Weber教授には、20周年ではテレスコープシステムについて一杯お話お願いします。
とお伝えしたのですが、
「インプラントの事もちょっと話していい?」
とかわいく聞かれたので、
「いいですよ♪」
とお返事しました。
記念写真です。
左側に私がいるのですが、その下に弟の智弘先生もいます。
ISOIの雰囲気がとても素敵でわたしも弟もこの学会に入会させていただくことも決めました。
このあと・・・
兄弟仲良く3次会に行きました(^_^)
来年4月の20周年特別講演が、更に待ち遠しいね?
ってワクワクしながらおしゃべりが弾みました♪
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