スーパーハイジェニスト【咬合診断実習】
- 2014.10.06
- 【2:診療について】
顎咬合学会からのご依頼で、スーパーハイジェニストの方々にお集りいただき、咬合器のハンドリング実習、フェイスボートランスファーをIPSGセミナールームで実習していただ来ました♪
ご参加いただいた、スーパーハイジェニストは、雑誌や学会、そして文献などでよくお見かけする方々で、誰もが尊敬する衛生士の憧れの存在です(^_^)
その、スーパーハイジェニストの方々に今回、稲葉先生が咬合器を使ったハンドリング実習をお伝えさせていただきました。
衛生士の方が、咬合器を扱えるなんてとてもかっこいいと思います!
KaVoプロター7咬合器、アルクスフェイスボウを用いた実習で、お一人お一人実際に体験していただきました。
稲葉歯科医院の衛生士、そして佐藤先生がサポートさせていただきました(^_^)
実際にフェイスボートランスファーをしていただいているところです。
フェイスボウトランスファーは頭蓋の基準面を咬合器に付着する作業です。
従って咬合器の大きさも頭蓋と同じ大きさの物が要求されます。
ボンウィルの三角は一辺が10cmで成り立っていますので、顔面の幅で12cm程度の大きさが必要です。
フェイスボウトランスファーにより幅12cm程度の咬合器にトランスファーし、歯列の三次元的位置を再現します。
即ち模型の付着位置を頭蓋骨に対し正確に位置付ける事が可能に成ります。
この様に付けられた模型により正確な診断と治療を行う事が出来ます。
歯列の左右前後の傾き、スピーの彎曲、ウイルソンのカーブなどの診断が可能に成ります。
これは顎関節症の診断と治療に大きな助けとなります。
さらに咬合器の顆路の調節により、各運動要素による歯の接触状況を知ることが可能となります。
また、診断用ワックスアップ、修復物製作に対し必要不可欠です。
フェイスボウトランスファーを行う時間は慣れてしまえば2、3分位でできます。
そこから多くのデータを得る事が出来ます♪
今まで見えなかった物が見えて来るので、是非フェイスボウトランスファーをしてください。
と稲葉先生から話がありました(^_^)
中心位採得、実際に体験していただきました。
稲葉先生のデモンストレーションです♪
フェイスボウをした上顎模型を咬合器にトランスファーする作業です。
そして、中心位の記録で、下顎の模型を付着します。
最後に、中心位そして中心咬合位のズレを実際に確かめていただきました。
最後はビールやワインで懇親会です☆
実習の感想をいただいたのですが、
「おもしろかった!!」
と皆さん、咬合をより深く学びたいとおっしゃっていただきました。
衛生士の仕事の分野は無限にあります。
色々な方面からのアプローチなど、少しヒントにしてくださったら嬉しく思います。
このような機会に、日本の衛生士会をリードする方々とお知り合いになれたこと、本当に嬉しく思いました。
また、稲葉歯科医院の衛生士もとっても頑張ってくれて、いつの間にか成長していたんだなぁ。
と感じました。
ご参加いただき、本当にありがとうございました!!
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