聴覚障害のある方の歯科治療について
- 2015.06.26
- 【2:診療について】
先日、 娘達と食事の後、ふとテレビをつけてみたら。
『聴覚障害「これだけは知って欲しい」コミュニケーションの悩み』
という番組が放映されていました。
聴覚障害のある方の悩みについて例えば、
・救急車が電話でしか呼べずに困る
・マスクをしている人が増えて、口の形が読み取れず困る
・職場での大勢の会議で内容が分からず情報共有できない、など。
その中でも、歯科医院へ行った時にとても困った事があるという方の声を聞きました。
遠慮してしまって、うまく気持を伝えられない。
マスクをしているので、コミュニケーションが伝えられない。
ということで、歯に対する悩みを打ち明けられずに困っている方が沢山いらっしゃるのでは・・・
を見てみると、どんな場所で困りますか?
とのアンケートの18%は病院だそうです。
正直、今迄、耳が聞こえるのが当たり前で、そのような気遣いをしたことがなく、
とても反省しました。
番組を見て、もしかしたら入れ歯に困っている方もいらっしゃるかもしれない。
聴覚障害の方への発信をもう少し丁寧にする必要があると感じました。
筆談やメールはひとつの手段にすぎず、相手の気持や悩みを汲み取り、理解することが大切だと思ます。
テレビの中で、もし私たちが、言葉が全く通じない外国へ行った時のことを想像してみてください。
と聴覚障害のあるレポーターの方がおっしゃっていました。
たしかに・・・
病気になっても、伝える事ができません。
本当に心細い。
聴覚障害の方の歯に対する悩みを知りたいと思いました。
もし、入れ歯で悩んでいらっしゃる方がおりましたら、わたしは手話はできませんが、マスクは外しますし、筆談でも相談にのる事ができます。
時間もしっかりとりますので、焦らずご相談いただければと思います。
もちろん、事前にメールでの相談をしていただければ、わたしから回答させていただきます。
一緒に番組を見ていた娘達にとっても、感じることが多かったようで・・・
「もし耳が聞こえない人がいたら、身振りや文字で伝えるし、手話も学校で習っているからできるよ!」
と言っていました。
そういえば、小学校の入学式に全校生徒で手話つきで元気よく歌を歌っていました。
これからは、このような教育も大切だと感じました。
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