EPA 2日目!
- 2016.09.16
- European Prosthodontic Association(EPA)
EPA1日目…
朝の4時にはパッチリ目が覚めて…
時差ボケのおかげです!
しかし。
もっと寝てみようと思うところが私。
気付いたら、8時でした。
EPAは初めて参加するので身なりだけは整えておかないと・・・
なんて思っていたら、申し込んでいたWorkshopギリギリの時間に!
靴は石畳のドイツだということをすっかり忘れて、ヒール。
ヒールでコケながら歩いているのは私だけだったよ。
とにかく、ダッシュ!
学会の規模をよく把握できていなかったのですが、どうやら200~300名ぐらいのようです。
ホテルから歩いて、20分。
会場である、大学構内はわかりずらくて、その辺の方々に聞きまくりなんとか到着。
午前中のWorkshop は、人気でキャンセル待ちがでるほど。
遅刻したおかげで、適当に紛れ込むのに成功。笑
偶然にも、放電加工を用いた、インプラントの上部構造についての話題でした。
凄い!!
全く初めて聞くシステムは、耳をダンボにしてもついていけない。
もっと知りたいな。
色々な発表を聞かせていただき、ドイツの歯科事情のレベルの高さを感じます。
やはり、クラシカルな方法からすべてデジタル化しているのです。
2000年以降、急速に進んでいます。
しかし、細やかなところは、人間の手が入らないとダメだと感じるのは私だけでしょうか。
すべてが、デジタル化して、良い物を安く手に入れることができるかもしれませんが、だからこそ手作りのオーダーメイドは可能性がありそれを望んで頂ける、患者様がいるのだと思います。
そして父がドイツに限らず世界で学んで来た補綴こそ、絶やさず引き継いで行く価値があると感じました。
今回ドイツ渡航の目的のひとつ。
彼と会いたかったからです。
SAE代表、Mr.Günter Rübeling
初めてお目にかかりましたが、ずっとメールでやり取りをさせていただいていたのでとても親近感がありました。
思った通り、魅力的な社長でいらっしゃいます。
放電加工技術による、コバルトクロムのリーゲルテレスコープ。
素晴らしい!!
今回のEPAで、SAEはメインスポンサー。
様々な症例の中に、放電加工技術を見ることができるのに、日本ではほとんど知られていません。
中国、韓国ではすでに取り入れられ、素晴らしい成果をだしています。
「Dr. Inaba, あなたのラボには何人の歯科技工士がいらっしゃるのですか?」
「えっと。2人です!」
とお伝えすると、
「がんばってください。これから私達も日本とお仕事がしたいと思っています。まずはあなたのラボから。応援します!放電加工の技術を習得するためのセミナーをご紹介しますね。」
って。
私がもし、歯科技工士だったら・・・
迷わずGo! ですが、機械も高くて。
Weber dental labor の技工士に習得していただきたいと心から願います。
目標にちょっとだけ近づきました。
こんな、コーヌス鉗子でさえも、日本では手に入らない現実。
大きな放電加工機を取り入れることができるのかな。
夢は思い描けば手に入る。
って信じていいですか?(^_<)-☆
彼が、SAE代表、Mr.Günter Rübeling
昨日、彼と大変親しくしているWeber教授から・・・
Your visit to Berlin to meet with Mr. Ruebeling will be an outstanding experience.
My oldest daughter did her apprenticeship as s dental tecnician in this very lab – and you can imagine, that I will send my daughter only to the best lab I can think of.
と連絡を頂きました。
それほどまでの、信頼関係を長い間築いている素晴らしい方にお会いできて、心より嬉しく思いました。
ジルコニアの内冠に、コバルトクロムの外冠。
このコンビネーションはいかがなものかとお聞きしたところ、全く問題なく、25年以上の長期症例が証明していることを教えて頂きました。
どのレクチャーも聞き逃せなくて。
食事をする暇もないのです。
皆そのようで、会場には簡単にとれる食事が用意されています。
そして、今回ドイツに来るきっかけとなった、IPSG.VIP会員の奥山千恵先生のポスター発表。
ドイツ人ドクターの反響が、かなりありました。
だって。
この発表の内容は、誰にも負けない内容ですから!!
本当に素晴らしくて、感激しました♪
「稲葉先生!!」
きゃー!林先生。
Tuebingen大学のWeber教授の元に留学をし、ドイツの技術を日本に広めている私が本当に尊敬している林先生。
20年間毎年欠かさず、この学会に出席されているそうです。
こちら。
補綴治療のための電鋳加工
Electroforming in Proshetic Detistry and Implantology.
本日医歯薬出版から販売だそうです。
電鋳、放電加工って何?
から分かりやすく解説してあります。
ドイツの素晴らしい技術。
実現したい!!
もっと勉強したいけれど、今日はもうおしまい。笑
学会主催の、Historic town center walking tourに参加してきます♪
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