Diversification, Globalization and Tipping Points of Sunstar Group
- 2016.12.08
- Disruptive innovaation サンスターグループ わたしのひとり言
スイス商工会議所のランチョンセミナーに参加させていただきました。
スピーカーは、SUNSTARグループの中村正一取締役会長 兼 CEO.
ランチョンセミナーって、セミナールームに机が並んでいてお弁当がでてくる。
ぐらいのイメージしか湧かなかったのですが、ワインにしっかりとしたランチコースの準備がされていました。
わっ。
知ってる方もいないし、端っこの席がいいな・・・
「Yuriko,君の席は特別に用意してあるから。」
と、スイス商工会議所の会頭のMichaelさん。
なんと、主賓席ではないですか。
しかも、本日のメインスピーカーの中村正一会長そして、中村会長が大変信頼されている、おそらくナンバー2でいらっしゃる方、とても親切な紳士のお隣の席でした。
講演はすべて英語だったのですが、
「難しかったら僕が通訳してあげるから大丈夫だよ!」
おかげで、とても有意義なお話を聞かせて頂く事ができました。
もちろん、テーブルをご一緒させていただいた方は、スイスと日本企業を結ぶ、本当にスペシャルな方ばかり。
私がここに座っていていいのかな…..という感じです(^_^;
セミナーが始まるまで、中村会長から直接サンスターの取り組みを聞かせていただき、これだけでも、出席させていただいた甲斐がありました。
オーラルケアだけに留まらず、全身疾患をも視野に入れて活動されています。
これからは嚥下(飲み込み)についても取り組む必要があるとおっしゃっていたので、父が開発した嚥下器具に関してお伝えする機会があったらいいなと思いました。
サンスターグループは、オーラルケアの会社だと思われているかもしれませんが、実は子会社が27個もあり、様々な事を手がけていらっしゃる大きな企業なのです。
サンスターは、80年以上も前に創業者・金田邦夫による自転車の部品販売に始まったのをご存知でしょうか?
その後、自転車用ゴム糊を自社製造販売して成功しました。
当時、ゴム糊を入れていたのが金属チューブ。
ここに歯磨を入れるという創業者の決断から、「サンスター歯磨第1号」が誕生しました。
サンスターグループのサクセスストーリー、マーケットは世界です。
10年前にサンスターは、スイスに本部を移しました。
一体なぜ?
それは、人。
スイス本社には、80名ほどの従業員がいるのですが、それぞれ20カ国から集まっているのだそうです。
日本人は10数名ほど。
これだけ、グルーバルな人材は日本で集める事はできません。
それぞれ、違った宗教、価値観、考えを持っている事は非常に魅力的なのだそうです。
また、スイスに移った理由として、日本の会社が発展するためには、Disruptive innovaation 破壊的な切り口、変革が必要なのだとおっしゃっていました。
なだらかではなく、破壊的な変革。
ってワクワクします!
2002年には、74%が日本のシェアでしたが、2015年には、約半分が海外マーケットとなりました。
スイスに本部を移す前は上場していたサンスターは、非上場させたといいます。
なぜなら、このような破壊的な変革には、スピードが必要だからだそうです。
そうですね。
株主に説明している間に、どんどん変化してしまうのかもしれません。
最後に。
「成功の反対はなんだと思いますか?」
ん?失敗だよね。
と思った私。
「いやいや、成功の反対は、何も行動しないことなんですよ。」
なるほどな〜って思いました。
何もしないということは、成功から一番遠く、何も生まないのだそうです。
そうそう。
SUNSTARの名前の由来ってご存知でしょうか?
SUN 朝おきたら歯を磨き、STAR 寝る前にも磨きましょう♪
って意味なんですよ(^_<)-☆
中村会長の素晴らしいお話を聞かせて頂き、胸が一杯になりました。
「ぜひ、何らかの形でお付き合いさせてください。」
とお願いし、ダッシュで診療に戻りました。
ワインも2杯いただいたおかげで、効率的に診療を進めることができました。笑
沢山のパワーをいただいた、ランチョンセミナーでした☆
-
前の記事
Red Carpet…be a movie star 2016.12.02
-
次の記事
Gala dinner party! 2016.12.10