Ants on a Shrimp
- 2016.12.17
- グルメ
心待ちにしていたドキュメンタリー
観に行きました♪
デンマークの本店を休業し、スタッフ総勢77名で東京マンダリンオリエンタルでオープンした事で話題になった、世界ナンバーワンレストラン。
ウェイティングリストが、5万8千人。
私もそのうちの1人でしたが、順番が回って来るはずもなく、居ても立ってもいられず、本場デンマークnomaまで行ってしまいました。笑
ドキュメンタリーは想像以上に素晴らしく、私の潜在意識のスイッチ押されてしまいました。
世界一のレストランとして、マンダリンへ迎えられるのだから、もっと威張っていたり、自信満々だったのではないかなぁ〜と思っていました。
全く違いました。
オープン前日、食事も喉を通らず、当日の朝は吐くぐらい緊張したといいます。
そのぐらいの真剣さで、全員仕事に向き合っていたのです。
デンマークと同じメニューを日本で作るのではなく、それでは何の意味もない。
新しい食材で、想像力を発揮することは、慣れていない日本で一から築き上げるのは、本当に大変な出来事だったはずです。
青森から沖縄まで、自分の舌ですべてを確かめて食材を決めていたシェフレネ・ゼネピのこだわりには毎回驚かされます。
レネは、マケドニアからデンマークへ移民、小さな時はとても貧しい生活を送り、悔しい思いも沢山したと言います。
そこから、世界一のレストランとして駆け上がるストーリーに勇気をもらいました。
ドキュメンタリーの中で、私が一番印象を受けた言葉は・・・
「指先で素材を感じながら作った料理は、機械では絶対に作ることができない。」
あっ。
コレって、歯科技工士が患者様に提供させていただいている、技工物だ。
と瞬時に感じました。
私達の仕事はnomaのように、スペシャルな仕事なんだと・・・
流れ作業で、機械で作る技工物はやはり、何か違うと思います。
心の問題だけではなく、患者様の口の中で機能させる、何かが足りないのです。
それは、噛み合わせに関する様々な知識かもしれませんし、人間の目で確かめた適合力、患者様に合った設計、色、まだまだ沢山あります。
業種は全く違うけれど、様々な事を、自分の仕事に当てはめて考えさせられるドキュメンタリーでした。
活きている海老に、活きた蟻を振りかける料理が話題となりましたが、
私的には、その周りに飾ってあるシジミ。
これ、わざわざひとつずつ半分に割っている姿を想像すると、地道な努力に拍手です!
黒にんにくを折り紙風にアレンジして、裏には蟻のソースが塗ってある、
『Vegetable Flower』
デンマークで実際にいただいた時の写真です♪
蟻って、酸っぱいのですね。
日本でサーブしたお料理を、レネ・ゼネピが気に入って本国でもだしているそうですよ☆
私がnomaを知るきっかけや、実際に訪れた珍道中、ブログにもアップしてあるので、よかったら読んでみてください(^_<)-☆
Ants on a Shrimp
皆様にもぜひおすすめです!
私は、もう一度観に行こうと思っています(^_<)-☆
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